学校で学ぶ理由は,知識・技能を学び,思考力・表現力・判断力を身につけることである。
文部科学省で言われているのはこのようなことである。
しかし,これに加えて,大切なものがあると考えている。それは,俗に言われている「生きる力」である。
これは「生きていくための力」ではなく,一社会人となったときに身につけておかなければならない力のことを意味する。
自分の好きなこと・やりたいことだけをする,優先する。自分にとって都合のいいように解釈し,他人から意見される,反論されるのを嫌う。このように考えていると,当然協調性は身につかない。
なんでも「自分が」と言っているから,相手の気持ちを考えることができない。コミュニケーション能力が身につかない。
大事なのは,人から言われることは自分にとって大切なことなんだ,言っている本人は,「自分は嫌われてもいいから,あなたのために言っている」んだ,と言われている側が理解すること。
言う側は,いやなことを言うことで,毒を吐く。この毒は言う側に還ってくる。言わなければ言う側にとっては無毒であるが,あえて言っている。
一時の怒りで成長しないのか,いやなことと感じずに,受け入れて成長するのかは,聞く側次第である。
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